ヒザイミズキの、日々の旅 ブログ編

(元)俳優、ヒザイミズキの日々は旅のように。

脱腸日記その3 入院生活本番編

その1、その2はこちらから。↓

 

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11/3、祝日。
夜通し痛みと戦ったのち、朝、痛み止めを口から飲んでひとごこち。身体を拭いてもらい、手術着からパジャマに着替えると嗚呼、なんて生きた心地がするんだなんか、大事。そういうの。
緊急入院だったため、全く入院生活の説明を受けておらず、ここで初めて書類を熟読。中野とは聞いていたが、地図を見ると思い出深「中野光座」跡地のすぐ裏だった。いいことも悪いことも、色々記憶が甦る。
朝、息子とテレビ電話。ママはお腹が痛いのよ、と言うと、「痛いの痛いの遠くのお山に飛んでけ~」。自分もママがいなくて寂しいだろうに。
昼、初の食事。最初は粥だろうと思ったら、ご飯おかずにバナナというフルコースでびびる。持ち前の食い意地を発揮して完食。午後には点滴取れる。

夕方、母が息子をつれて面会に来てくれた。「お子さんは面会のとき必ずマスク着用」と言われ、子供用のマスクを手配しておいたのに、病室の外で「いやーだー、ましゅく、だいしゅきじゃないの!」と抵抗する声。仕方ないので談話室へ。会えて嬉しい。けれど、ふいに手術の傷口に息子の手が軽く当たり、いてててー!!、となる。身の危険を感じ、それから手はずっと握っていた。明日退院して大丈夫だろうか。
夜、少しでも身体を慣らすために上の階へ。物干し用の屋上があって、ドアを開けると外に出られた。思いがけず、生ぬるい夜風と中野の夜景を味わう。
手術前はぜんぜんイメージできておらず、「(手術の)翌日とかに退院できるんですか?」とか聞いたら「いや、翌日は無理じゃないですか、手術なんで。まあ無理やり帰る人もいますけど」と言われた。実際になってみると、帰るなんてとんでもない。今が入院生活本番というところ。
稽古場から近い病院に運ばれたので、家までは1時間くらいかかりそう。電車やバスを乗り継ぐか、タクシーか本気で悩む。
 
(まだ続く、、かな?)

写真は初めての食事。この時が一番おいしかったな。そういうもんか。