ヒザイミズキの、日々の旅 ブログ編

(元)俳優、ヒザイミズキの日々は旅のように。

子供の世界

私が夢で見たのとほぼ時を同じくして、亡くなった方がいた 本番中だった 携帯の電源をいれたら、会社の方からメールがきていた
私は夢で見たから、知っていた 気がした
彼女は私の隣の席だ 私の夢というのは、彼女が出てきたわけではなく、何かカミサマみたいな何かよくわからない人が私に言ってた 彼女は運が悪かったので亡くなった、お前は運が良かったので生きている とまあ、そんなことを言ってた

もう本番終わってるので書いていいと思うけど、「骨」のクライマックスでは彼氏の幼馴染がトラックに撥ねられて死んだ、というメールが来る、というシーンがある 彼女が交通事故にあったらしいというのを聞いた直後の稽古では、こんなシーン正気でできねえよ、とか思ったりして、本来私が悲しみにくれるようなシーンではないのに泣きそうになってしまったが、ほんとにほんとになった時は、お芝居のシーンみたいに、なんだかよくわからずにポカンとしてしまったのであった

職場復帰すると、皆喪服 今日、お通夜だから 例によって、お葬式には極力行きたくない私 そうやって現実の死と向き合うことを避け続けて、子供の世界の住人でいつづけようと思っているのかもしれない 「夢に見た」とか言って とか言って

今日も一日取り残されたように ポカンとしながら 私は運がいい