ヒザイミズキの、日々の旅 ブログ編

(元)俳優、ヒザイミズキの日々は旅のように。

少年Zの三連休

正月からこの三連休、子どもとべったり遊ぶデイに決めました。
観たい芝居もあったけど、今はコレ。去年演劇ばかりであまり家にいなかった母は、いま、コレが第一なのです。

アスレチックのある公園、猿(の人形)のいる公園、地下鉄に乗ってスカイツリー、大好きなトトロ(の人形)のいるお店、などなど。

↑迷った末に選んだのは中トトロ。

「トトロ、トトロ〜〜」と歌いながら母の顔を人形で殴ってくるので油断ならないですが。かわいいです。
最近親が「かわいいかわいい」言い過ぎて、自分で「かわいいZちゃん〜〜、はーい!」って自問自答してるのも油断ならないです。
しかもそのあと「かわいいママ〜〜」って呼んでくれるのが、さらに油断ならないです。

無所属俳優と少年Zのお正月。

あけまして2017年。「ヒザイミズキ(俳優・時間堂)」は「ヒザイミズキ(俳優)」になりました。

毎年恒例、冨岡八幡に行きました。
今年は2日に行ったら空いてる!
おみくじは中吉。でも悪いことばっかり書いてあった。むむむ。

あと、初めて和菓子屋でお供え餅を買ったら、

すぐにオモチャにされました。

そうそう、通称「我が家のプリティ王子」ももう2歳3カ月。赤児時代は終わりました。生意気な口をきいたりもする、少年です。

というわけで。
今後は彼のことを「少年Z(ズィー)」と呼ばせていただきます。


ところでようやく、「この世界の片隅に」をレイトショーで。
原作が好きなのでどーかなー?と思ってましたが、周りの評判もよく。
そりゃー良いわな!
って感じ。
やっぱりもうね、子どもがかわいそうなモノは全部ダメ。否応無く、自分の子どもに重ねて見ちゃう。はぁ。

というわけで、今年も、「ヒザイミズキ(俳優)」とその息子、少年Zをよろしくお願いいたします。

始まったものは、いつか終わる。2016年。

さて。今年も暮れていきますね。ヒザイが5年半所属した劇団「時間堂」が、あと数時間でなくなります。


昨日は時間堂大忘年会兼さよならパーティーから帰って今朝は8時起き(それでも有難い。寝かせてくれてありがとう)、公演中に駅の駐輪場に置きっぱなしにしちゃった自転車取りに行ったら900円もかかって悲しかったり、家族で商店街に繰り出したんまり食材を買いこんだり、料理(おせちではない)をしたり。
なんだか、急いで何かを取り戻そうとしてる、みたい。

意地でも大晦日には振り返りブログを書きたいので頑張ります。

2016年は1月から時間堂レパートリーシアターが始動し1月『言祝ぎ』、2月『人の気も知らないで』、3月『巨大なウェディング・ケーキ』、4月また『人の気も知らないで』と立て続けに出演し、
7月には満を持しての東京芸術劇場で『ゾーヤ・ペーリツのアパート』、主演しました。この作品で雑誌「えんぶ」の特集に載ったり、小田島雄志翻訳戯曲賞を秋月さんが受賞したり、嬉しいことがありました
8月のイベントで時間堂解散発表、10月に最後のレパートリーシアター『言祝ぎ』、12月に最終公演『ローザ』。で、おしまい。7本+イベント2回。


去年の振り返りブログ読んだら(ほぼ完璧に忘れてる)、「俳優業に復帰できて本当に良かった」的なこと書いてて、「ああ、こんなにいっぱい芝居するつもりじゃなかったなぁ」と思い出した。
でも解散決まっちゃったから。できる限り出たかった。出られて良かった。時間堂の最後の舞台に立てて、本当に辞めなくて良かったと思った。

たくさんの人にたくさん愛されるチームに、いられて良かった。
そしてその皆さんに、作品を通して祝福され、祝福を渡すことができて良かった。


来年は、いったい何があるんだろう。
まっっったくの、白紙です。
予定が無くて怖かったけど、もう一回転して楽しみです。

また、あなたと、どこかで会って何かをわかちあうことができますように。
世界の戦争が終わりますように。
すべての子どもたちが暖かい夢を見られますように。

昨日の『ローザ』千秋楽のマチソワ間(2回公演の間)にゴハンを買いに行ったときの写真。青空と歌舞伎メイクの私。

千秋楽後の皆様と。

いつの写真かわかんない。ぐーーー。

時間堂の最後の演劇が、終わりました。

時間堂の演劇公演は、すべて終わりました。いま、忘年会兼さよならパーティーが続いているなか、私は終電の一本前で帰ります。
それくらいがちょうどいい。
時間堂も、「いま解散するのもったいない」って言ってもらうけど、それくらいがちょうどいい、きっと。

↑土間にワラワラと群がってきた、うるさくて気のいい酔っぱらいたち。

最終公演『ローザ』は、たくさんの皆さまに見届けてもらえて、幸せな時間でした。
本当に、ありがとうございました。

舞台が終わるときはいつも、作品が消滅して二度と現れないということに胸がキューっとなる。
劇団が終わるときは、どうだろう?
って思ってたけど、やっぱりいつもと同じ、粛々と最高のパフォーマンスを見せるだけ、の、千秋楽でした。

『ローザ』千秋楽、出番直前の楽屋にて。


感謝感謝感謝。

おやすみ。