ヒザイミズキの、日々の旅 ブログ編

(元)俳優、ヒザイミズキの日々は旅のように。

演劇の共犯性と、SNS上の感想の話。

劇団きららの『はたらいたさるの話』を観てきました。

うまく生きられない40代も悪くないなと思える人生讃歌で、若い役者さんも含めて素敵でした。人生の厚みが出てるというか。

 

そんで、帰り道に、「自分が演劇を観るときに何を一番求めてるのか」考えていて、

感覚的な言葉でいうと「ワクワクドキドキしたい」なんだけど、

つまりは「共犯性」ってことが大事なのかと思った。目の前にいる出演者と、目の前にいる観客の、共犯性。

そのためには良いストーリーだけじゃダメで、第一声の出し方、つまり観客とのファーストタッチをどうするか、ってことが結構大事なのかと。

そういう点では、きららの公演はファーストタッチがちょっと強引というか、ちょっと無防備に感じました。

あくまでも私が、という話ですよ。

 

なんか最近、ツイッターで「お芝居面白かったって話はよく見るけどつまんなかったって話はあまりない」って書いてあるのを見て、

私も、なんていうか、そういうこと感じてて、それが気持ち悪いんだけど、でも純粋な観客ではない、いつかどこかで関係者になってたりなる可能性がある人な訳で、「面白かった」って書いた方が得じゃん?もしくは、何も書かないか。

つまりはしがらみですよ。狭い世界の。

私も「つまんなかった」はほとんど書きませんけどね、面白かったけど、そのなかでも気になることはあるわけで、無批判で面白いなんてこと、まずない。

無批判は、怖いですよ。

でも、SNSという場所では、ちょっとした批判も怖い。損する。

 

だから、気持ち悪いなーって思うんです。

 

あ、

王子小劇場の隣のいきなりステーキに初めて行きました。

立ち食いかと思いきや座れんのかい!!

そして、もう、しばらく肉はいいです…(-_-;)

ってなりました。とさ。


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