6月26日(金)
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夜が明けた
いったん帰宅したけど必ず夜中に連絡が来るはず、
午前も音沙汰なく 実家でPCとアルバムをひっくり返し、なんか葬儀の時にメモリアルボード?
15時頃 、全然電話来ないしーうちにある写真を取りに一度帰ろうかなーとリュックをしょった瞬間に電話
梅雨の晴れ間の蒸し暑さのなか母と自転車爆走
姉も職場から駆けつけて
3人で父を囲んでいつもみたいに軽口をワイワイガヤガヤ
テキトーなこと言い合ってるうちに
心拍は40から18になり0になったかと思えばまた17になり、かろうじて電気の小さな波をピヨン・・・ピヨン・・・と出しながら、しばらくゼロが続きつつ
16:16死亡確認
私たち家族が揃って、ふむ、そろそろ
人工的な自然の死
父ちゃんよ、本当にお疲れ様!!
マラソンランナー(父)の最後のゴールに並走するような清清しい気持ち
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...と、ここまでは良かった
あわただしく葬儀の準備
地下の霊安室で再会した父は数十分前とは全然ちがう
管とかいろいろを外しただけなのに 父じゃないみたい
線香なんか焚かれちゃって ちーーーん、なんて鳴らされちゃって
別人?もの?
翌日通夜になったので時間がなくて焦りイライラを隠せない葬儀屋
なんかイメージしてた 落ち着いて畏まった感じじゃないのね
医学から急に仏教の世界に連れていかれて違和感
棺が花が料理がマイクロバスがお心付けがお団子手作りしろとか云
やっと帰って夕飯食べ損ね一人でチューハイ。
なん十年間も、あんなにあんなに溺れていたお酒を必死にやめた父は、
本当に本当のところは、分からない。
昼間制作していたメモリアルボード?みたいなのの途中。
葬式は限りなく結婚式に似ている。