ヒザイミズキの、日々の旅 ブログ編

(元)俳優、ヒザイミズキの日々は旅のように。

いのちを生み出したんだ。

3月11日ですね。

3月11日だから、こういうことを思うとか、書こうとか、そういうことじゃないんです。
ただ、昨夜、息子を寝かしつけてスヤスヤ眠る寝顔を見ていて、そんなときに考えたこと。

彼はもうペットの様な可愛いだけの存在じゃなくて、
意思や好みや癖や個性があって、
もう完全に、私や他の大人と同じ一人の人間なんだなと思って。

一人の人間を、生み出したのだ。この世に。自分が。
っていう実感。

また一人の人間を生むかもしれないし、誰かを殺すかもしれないし、何もしないかもしれない、一人の(今は小さな)人間を。
私が。
それってすごいことだし、
それって大したことないことだ。

そしてその、小さい彼もいずれ死ぬ。
私ももちろん、いずれ死ぬ。
跡形もなくなる。


「死んでしまうからこそ、今どう生きるかが大切なんだ」と思うこともあるし、正直そうでも思わないと生きてらんないわけだけど、
「死んでしまうんだから、何をしてもおんなじだ」と思うこともある。たまにだけど。


はまると厄介なので、はまらないようにして、寝室を出て、
4月から1歳児クラスに進級するので新しいシーツにマークを縫いつける作業をして、
土曜日は祖母の3回忌で群馬に行くのでその準備を少しして、
「王子の絵日記」っていう、息子のかわいい写真をただ載せるだけのくだらないブログを書いてニヤニヤして、

小さい彼が「ふぇーーん」と寝ぼけて泣くのでまた寝室に行って添い寝をして、そのまま寝た。

先週春が一度近づいてきて、また寒くなって、
そしたら逆に春を感じて、うきうきして、
そのまま寝た。

なんてことない日のなんてことない夜。