ヒザイミズキの、日々の旅 ブログ編

(元)俳優、ヒザイミズキの日々は旅のように。

大事な作品になりそうな予感がする

理由を、なんか言葉にしたいと思って、とりあえずなんか書いてみる、プレビュー公演ゲネプロ前夜です。
あ、谷川俊太郎作『巨大なウェディング・ケーキ』のことです。

今日は初通しでした。まあプレビュー前のラスト稽古と言ってもいいですが。
通してみて、分かったこと。それは、

楽しい

ということ。あ、私がね。やってて、ね。観てる人は知りません。でも通しを観ていた直江さん(ヒザイに甘いことで有名)は、面白かった〜って言ってましたがね。
もう一つ、
人はみんな、母の子なんだなぁ

っていうことを思いました。母の愛、母の苦しみ、母の不在、母の呪いを引き受けて生きていく。
自立ってなんだ。一人で生きていくってなんだ。そんなの幻想だ。
うん。これは、「ヤマアラシのジレンマ」の話でもあるんだなぁ。寒くて温めあいたいのに、お互いのトゲで傷つけてしまう。

私はもともと、谷川俊太郎さんの詩はすごく好きなんですが、戯曲もね、やはり言葉がいいんですよねー。この台本はもともとラジオドラマとして書かれたけど上演されなかったもので、他の戯曲と比べると全体的に地味っつーか、ほわほわしたテイストなんですけどね。今回は舞台作品として立ち上げたので、生活やら光景やらが見えるようになると、より味わい深いんじゃないかな〜

あとね、先日出前上演したレパートリー『言祝ぎ』に引き続き、菅野貴夫さんと一緒なんですが。
なんかねぇ、楽しいねぇ。つまんないことに時間割かないで良くて、これが稽古だよなぁって思って、そういうのも、楽しいです。
貴夫ちゃんとは時間堂で四年くらい一緒にやってるので、夫婦・姉弟・母子・友人と、いろんな関係性の役をやってるんだけど、あれ、今回のアレは初めてのヤツだなー。とか。ふふふ。

なんすかね。とりとめなくてアレですが、まあ騙されたと思って観に来てくださいm(_ _)m
大事な作品になりそうな、予感です。

プレビュー公演の情報はこちら
http://jikando.com/nextstage/517-201512rp-preview.html