ヒザイミズキの、日々の旅 ブログ編

(元)俳優、ヒザイミズキの日々は旅のように。

届けたい声

どうも。春が来たと思ったのにまー寒いですね。
そんな肌寒いなんてぬるいもんじゃない寒さの3月30日、「春の夜コンサート」での語り、無事終えました。
「朗読」ではなく「語り」でオネガイシマス、というご要望でして、
「朗読」もちゃんと(人前で)やったことないワタシにはさっぱりピンときていなかったのですが、
とにかく自由に、と言っていただいて、
空間(音楽ホールステキだったー)や音楽(ピアノ、フルート、ソプラノ、ステキだったー)と仲良く、そして自由に。
結果、「金子みすずを読む」ではなく「金子みすずの詩のイメージを、体現する」時間になったな、と思います。
幕間にミニトークもさせていただいて、「これでよかったのかしら」的な発言をすると、
なんと、客席から力強く暖かい拍手が沸き起こったのでした。終演後もたくさんの方にお声をかけていただきました。
こんなにダイレクトに暖かいエネルギーをもらえるなんて、幸福なことです。



また個人的にも実は嬉しいことがあって。
3歳の姪っ子が、初めてわたしの晴れ姿を見てくれました。
ほんとはお留守番の予定だったのだけど、「一緒に行く」と大泣きしたそうで、
泣き出したら途中退室すればいいか、と連れてきたところ。
どうやら最後までおとなしく見て(聞いて)いてくれたようです。
舞台上から見えて、勇気100倍、もらいました。
きっと成長したら覚えてないだろうけど、
君に、届けようと、わたしは声を出したのだよ。
「みえぬけれども あるんだよ
みえぬものでも あるんだよ」



写真は出番前の楽屋にて。
時間堂「テヘランでロリータを読む」でミートラー役の樹香が着ていたワンピースを、買い取ってたので、再利用!エコ!偶然だけど春っぽいし。(おいちゃん、ありがとー)

姪っ子に「みーみ、かわいかった」と好評で、うひひ。


これからも、ひとつひとつ、丁寧に全力のお仕事を心がけよう。と思った春の日。