旅が続いたので本を読んだ。
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2001/07
- メディア: 文庫
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大変考えさせられた。世界の成り立ちと悪、受け皿、居場所、などについて考えた。もっと考えたくなった。
名古屋行き中に読了したが、そのワークショップで早速私の役に立ってくれた本。
人生の引き出しはなかなか肥やすことができないから、積極的に肥やそう。と思って。
- 作者: 吉田修一
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2007/04/06
- メディア: 単行本
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けれど、徹底して多視点で物事を描いていて、物事の真実は一つじゃない、という最近考えていることに符合する。
うまく言えないけれど、
これを読んで(結構話題作なので結構たくさんの人が読むと思う)、
他人の真実について関係も無いのにわかったような顔をしてわかったようなことを言う人々や、
それに流されて知りもしない人を勝手に決め付けたり誹謗中傷したりする人々が、
一人でも減ったら良いのに、と切に願う。
あまり書くとネタバレになるが、
すぐに人は「被害者と加害者」という立場を色分けしたがるのは、どうにもならんのだろうか。
事件にはもちろん加害者と被害者がいるわけだけれど、
日常生活においてもすぐに「どちらが加害者か」を決めたがる。そして(ほんとは必要じゃない場合もあるのに)「謝罪」を求める。それで解決したように見える。
でも実際は、被害者もすぐに加害者になり得るし、逆もしかり。
「悪」とは何か、という前述1冊目の命題には
この本は答えなかったが(タイトルからちょっと期待してた)、
ほかの様々考えさせてくれた。