ヒザイミズキの、日々の旅 ブログ編

(元)俳優、ヒザイミズキの日々は旅のように。

珍しく社会派

「昨今の少子化問題の原因の一つには、子供が被害者となる犯罪の増加により親が子供を生むことに不安を感じている点があげられる」と、先日入った店で隣の席に座った女が言っていました。どうやら彼女は私と同い年くらいで、外務省に勤務中、フランス大使館での職につきたいと希望し、その面接の席で試験官の質問に答えたのが、上記の話題だったようです。もちろん、フランス語で(らしい)。
上の意見に対してはまったく同感。私のようなフリーターが増えて、自分に対する不安ももちろんあるけれど、実際はフリーターだって稼ごうと思えば稼げます。高望みさえしなければ、就職だってしようと思えばたいがいできます。むしろ、生んだとして、こう不幸な子供たちばかり話題になっていると、親が必死になって守ってやるっていったって、どうすりゃいいの?と思うばかり。1日中子供にくっついていないといけないの?家から出さなきゃ良いの?(それはそれで犯罪の匂いがするし、甘やかしすぎはともすると加害者を作ってしまいかねません) と考えると、「生まなきゃいいんじゃない?」という気になってしまいます。

「大学生のアルバイト塾講師が女子生徒を刺殺」

「学校だって安心できない」というのは少し前にもうわかっていることですが、「塾だって安心できない」わけです。塾に対して、親が無理やり行かせているとか、子供の遊ぶ時間を奪っているとか、まあ色々批判はありますが、小学校から塾通い&中学受験組&元・塾講師の私としては、塾は「全員通わなくてはならない」学校よりも安全で、少しは自主性があり、もうひとつの子供の居場所になっているというケースもすくなくありません。学校の授業は聞いてないけど塾では勉強する、という子もいるし、悩みを相談されることもしばしばです。
確かに塾(特に個別指導)では講師不足で講師のほとんどがアルバイトだとか、そのうち多くが大学生だとか、採用の際に素性をちゃんと調べないとか、今回の事件が起こる土壌のようなものが確実に形成されています。ただ、たとえばアルバイトだから信用できないとか、そういう見方をしていると、今度は有名大学卒で教員免許を持っているような講師が犯罪を犯すことがあると思います。結局、「問題のある性質」(明らかに彼個人の「性質」に問題があると思います)を、採用時点で見抜くのは無理だと思いますが、生徒や親から信号が発せられたとき、きちんと管理しなかった塾側の責任だと思います。

あれ?・・・
別にそんなことを書こうと思ったわけじゃないんですけどね・・・。