ヒザイミズキの、日々の旅 ブログ編

(元)俳優、ヒザイミズキの日々は旅のように。

再会

大学時代の友人と、何年かぶりの再会をした
私はあまりマメに連絡をとらない人間なので、今回の会も違う友人の話に便乗した形で、一体相手は私なんぞに会いたいだろうか、という不安も心にかすめはしたが何故だかそんな不安を乗り越えるくらいに良いタイミングで私は彼女に会いたくなった
私の知っていた彼女は割と駄目な奴で、マイペースな割に何か(または誰か)に依存してしまい、「私ってだめなのよ〜」などと口走る、しかしそこには「媚び」のない、チャーミングな女だった そんな奴が今は立派に手にデザインという職をつけボーナスをもらいサラリーマンの彼氏に金を貸すくらいの「ちゃんとした」人間になっていた びっくりした しかも彼女の持つ独特のマイペースさは損なわれていないようだった 良い意味でオトナになる、暗い話には詳しくなるだろうけど、ちゃんと自分として世の中にいられる、そういう人を見て安心した
芝居の稽古があったので遅れて到着した何年ぶりの私に、奴は開口一番「変わってないね てゆうか年取らないね」と言った 「来た!」と思った 芝居やってる人は、普通の社会人と同じようには年取れないらしい 私から見てもそう思う 大人っぽくならない でも老ける 疲れもある これからどうするつもり?と聞かれる なんか情けない自分を隠したくなってややごまかした返事をしてしまう 趣味で芝居を一生続けたいわけじゃありません じゃあどうするの? わかりません 30歳を目処にするとか? う〜んそういう考え方もあるけど、30からだよ、なんて言われるときもあってなかなか踏ん切りつけられないんだよね
言っててどんどん虚しくなった
どうやら今はやるしかないらしい