ヒザイミズキの、日々の旅 ブログ編

(元)俳優、ヒザイミズキの日々は旅のように。

良くないことを良くないと言うとき

朝から雨で、一日中雨。
連休明けだが会社を休んで、某高校で演劇を使ったコミュニケーションワークショップ。
悪気無く、ノリでルールを破ってメチャクチャにしてしまうチームがあり、こういうときどういう態度をとっていいか、非常に悩んだ。
先月、某小学校でも「ある生徒のふざけた一言で、全体の良い流れが断ち切られる」っていう瞬間があって、その時も悩んだ。
悪気が無くても、良くないことは良くないと言うのは大事。それを言わなきゃ、何しに来たかわからない。でも、その言い方ひとつ、伝え方ひとつで、生徒の心にどれだけ負荷がかかるのかは、見た目ではわからない。

足が遅かった小学校時代、運動会が終わった時に、
悔し泣きしているリーダー格の女子に
「あんたのせいで負けた」
と言われた記憶が、何十年か経ってもまだくすぶっている。

相手より立場が強いとき、強ければ強いときほど、気をつけなきゃいけないな、という自戒でした。
実際にはどちらのケースも、先輩方の真摯な対応をみて、勉強になりました。

【告知】解散後の初舞台はキコ『Lullaby』5/2〜4

「今後の活動予定を教えてくださいね!」と言われること多々、やっと、告知できることがあり、嬉しいと同時に気持ちを引き締めております。
昨年末に時間堂が解散してフリーになり、なかなか苦労しています。どれだけ自分がホームに甘えていたのか、どれだけ時間堂が自分の演劇や自分の気質に合っていたのか、思い知る日々でした。

「もういっそ、真面目に会社員やろうかな」と思った矢先、自分が面白いと思ったカンパニーの募集だからやっぱり受けてみよう、と応募したのがキコでした。ご縁があって良かったです。

ぜひヒザイを今まで応援してくださった皆様に来て欲しいのですが、ゴールデンウィーク中の3日間だけの公演で、いつもすぐ売り切れてしまうそうです。
チケット発売は3/25、下記の予約フォーム、私に連絡いただいても大丈夫です。
予約フォーム(ヒザイミズキ扱い)追記しました!
http://ticket.corich.jp/apply/81028/011/

SF、恋愛、不倫、戦争、そして、救済。

多分、面白いですよ。

劇場で、お待ちしています。


—-intro

ATMがもの珍しい存在となり、自動販売機が街から姿を消した。新聞は戦争の可能性について論じた。
ほどなくして僕は、スマートフォンを持てなくなった。働くのに、生きがいを求める時代は終わった。
そんな時に、彼女と出会った。
海岸沿いを歩いた。長い橋の先には小さな島があり、僕たちはその島を【くろがね】と呼んだ。

「最後の恋だと思っていました。
くろがねのお蕎麦屋さんで食べたおまんじゅうの味を忘れません。
弁財天で投げた賽銭の軌道を忘れません。雨と熱と春を、わたしは忘れません。
忘れませんから、どうか、もう二度と、わたしを思い出さないでください。」

それから3年が経った。
僕は内臓を損傷し、使い物にならなくなった。
そうしてまた、この街に戻ってきた。
友達にお土産を買ってきた。友達の家の玄関を開けた。
ああ、そうか。
あれは僕にとっても最後の恋だったんだ。
恋の実感は癌のように全身に転移する。
空の群青も
春の痛みも
夢の残滓も
君の笑顔も

どうか
ぜんぶ嘘だと言ってくれ

—–


キコ/qui-co. 8th development 「Lullaby」
http://www.qui-co.net/

【脚本/演出】 小栗剛(キコ/qui-co.)

【キャスト】 
佐藤健
東澤有香
小栗剛
(以上、キコ/qui-co.)

百花亜希(DULL-COLORED POP)
鶴町憲
川上憲心(劇団川上風情)
春名風花(プロダクション・エース)
宍戸香那恵
ヒザイミズキ
柘植裕士
植松 俊 (エッグスター)
袖山 駿
阿部薫
中村美沙

えりか(エチカ/BLASH)


【スタッフ】
演出助手:神近梨子
映像:荒船泰廣
照明:松本 永( eimatsumoto Co.Ltd. )
音響:杉山碧(La Sens)
当日制作:黒田哲平(voyantroupe)
制作:佐藤有限会社

【劇場】
ザムザ阿佐ヶ谷 〒166-0001 東京都杉並区阿佐ヶ谷北2-12-21
TEL:03-5327-7640  http://www.laputa-jp.com/zamza/main/

【タイムテーブル】
2017年
5月2日(火) 19:00
5月3日(水) 14:00/19:00
5月4日(木) 14:00/18:00

※GW期間となります

【チケット料金】
3,500円 全席自由

未就学児童入場不可

38歳になりました。

「生きてるだけで丸儲け」のはずで、
38歳まで大きなケガや病気も無く、家族にも恵まれ生きているというだけで奇跡、
のはずで。
でもなんでだろう。
家族のインフルエンザで予定がグズグズになって、
冷たい雨に憂鬱になり、
些細なことでイライラして、
なんというか、、、
あれ??
去年も同じような感じだったな。

いつのころから3月はこんなに雨ばかりになったんだろう。
いつのころからウキウキできなくなったんだろう。


「良い感じ」にしていたいのにできないのは、自分に余裕がないから。
わかっているけれど。
わかっているのに。


少しでも、できることから。
やろう。
「おめでとう」と言われたら「ありがとう」という。
悪いことをしたと思ったら「ごめんなさい」という。
違うって思ったら違うっていう。


みなさまのおかげで、またひとつ歳をとることができました。ありがとう。これからもよろしくお願いします。

写真は2歳のプリティ少年Z。

近況、たまには

とんと筆が遠のいてる間に、三月が、やってきた
春が近づいてくるし、誕生月だしで、昔から好きな三月 まだ今年はウキウキしてないけど

近況としては
主に会社員をやっています
休日はお母さんをやっています
たまに学校などで演劇のワークショップをやったり、
オーディションを受けて落ちたり、
家族でバスツアーに行ったら子どものゲロをかぶったり、しています

その場その場では、全力で、できることをしている はず
できないことにも挑戦している はず

去年の忙しさから一転、時間ができてから
「手当たり次第なんかやる」
から、
「焦らず長い目で見てやるべきことをやる」
になって、そのうち
「とりあえず、いま目の前のことをやる」
になってきた今日この頃。

植本一子さんの『家族最後の日』と、オーディションのために読んだ『向田邦子の恋文』が、どちらも面白くて なんだか繋がるところもあって 私の中にくっきりと跡を残しています

日記書きたいな、と思って、
でもこのブログは人の眼を気にして書けないことが増えてしまって、
かと言って誰にも読まれない日記は、書く気にならなくて。


たまに、
「あなたの舞台を待ってますよ」
と言ってくださる方がいて、
嬉しいと同時に、申し訳ない、とか、情けない、気持ちもむくむくしてしまう

そんな日々です。

写真はバスツアーで立ち寄った海ほたるにて。いい天気だった。

少年Z、観劇三昧下北沢店に参上。

してきました。私ヒザイミズキはお供です。

そして久しぶりの

ヒゲのおじさんと再会。

その後は美味しい〜〜ごはんと楽しい〜〜音楽の会に行きましたがメモリ不足で写真が無いので、こちらの
http://handsomebu.blog.jp/archives/52399053.html
ヒゲのおじさんのブログをご覧くださいm(._.)m

昼の部は赤ちゃんや子供がたくさんいて、昼寝をしそびれて眠いはずの少年Zもご機嫌。
母(私)は最近買ったばかりの白いワンピースに味噌汁をぶちまけられたけど、それ以外はとっっても楽しく満足でした!!

また行きたいなー